
こう見えて生えてます。(4)
連載
作家:風雲’アライ’だいき
25ページ
『えれな にはいつも助けてもらってるし
もうこれ以上は… このことは私ひとりで…』
後輩の真宮からの願望を叶えた 私の幼馴染の ゆいか
真宮が机の中に入れた脅迫めいた手紙は、蓋を開けてみれば
ゆいかについている「それ」のことではなく、彼女はゆいかを脅かす存在ではなかった
昔の ゆいかにどこか似ている真宮
彼女は ゆいかと一緒に成長できる、ほっとけない存在になれたらいいなと思う
しかし、ゆいかの不安は終わらない
くつ箱に入っていたもう1枚の差出人不明の手紙は、真宮のものではなかった
そして新たな手紙が…
「それ」の秘密を知っているのは私だけ
ゆいか を導くのも私だけ