1X才(3)〜延長料金払えば良いでしょ?〜

単話

作家:豚キムチ

29ページ

「アンタそれおかしいよ! それ本当に恋人同士だって言えるの!?」

キスもお泊りもしたことあるけど、デートをしていないことを
友人たちに驚かれ、助言されてしまう春。

『圭ちゃんはそんなひどい人じゃない証明してやるんだから!!』

そうして初デートに誘った春

かわいいと思われたくて おしゃれをした春に対し、圭一は薄いリアクションをとってしまう…

さらに、映画のエンドロールは見ないし、カフェで映画を酷評する始末…
気遣い1つしてくれない圭一に、寂しさと戸惑いを隠せない春

挙句の果てには、
胸の大きなウエイトレスさんをにやにやと目で追って、春を怒らせてしまう…

強引だけど、どこかやさしい圭一にあらがえない春は、ホテルへ向かう

ぱんぱんと大きな音を立てながらピストンされ、
さっきまでの喧嘩が嘘のようにお互いに求め合い、我慢できずに喘ぐ春。

事が終えれば、
「さっさと出よーぜ 何グズグズしてんだよ」

この言葉で一気に不安になった春は、涙があふれてしまう

『圭ちゃんにとっての 私って 何なのかな…』


ピュアな女の子と鈍感な男の子の
1X才らしい悩みを前に展開される、甘酸っぱい青春の物語。

1X才(3)〜延長料金払えば良いでしょ?〜

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