背徳譚 第一章『●REC』

単話

作家:B.S.Soleil

ページ

「ただいま〜」
「着替え中に帰ってくるなよスケベ」

2泊3日の出張中、猫の世話を任せていた’レナ’が出迎えてくれる。

我が家に帰ってきた喜びもつかの間
異臭を感じ部屋に入ると、カップラーメンや飲みかけの缶が散乱していた。

散らかり具合に呆れつつも部屋を片付けていると
飾っていた写真まで倒れていることに気づく。

「あ!なんだよ写真まで倒れてるじゃん」
「…まだ飾ってたんだ」

それは後輩と県大会に出たときの大切な思い出。
その写真を手に取った瞬間、そこにあるはずのない’アレ’が落ちる…。

なんだ…?
なにがおこってるんだ……

「ごめん、すぐ帰らなきゃ」
誰かと電話をしていたレナは、そう言って帰ってしまった。

一人残された部屋で、咄嗟にペットカメラを手に取る。
そこに残されていた衝撃の映像とは――


胸糞悪さがクセになる B.S.Soleil先生の新連載スタート!!

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