義理の姉との七日間生活(14)

単話

作家:せなか

39ページ

※本作品は同人誌として発行された物と同じ内容です※

1日だけの「恋人」になった2人


午前3時過ぎ、遠くはすでに明るくなっており
新聞屋のバイクの音が響く時間

他愛のない会話をしながら2人は外を歩いていた。
手の甲同士が触れ合って、ゆっくりと指を絡ませ…優しく握り合った。

両親が帰ってくるまでの1日だけの「恋人」になった2人には
たったそれだけのことが幸せに感じていた。


誰にも言えない関係はあと1日…
不安と寂しさの波が押し寄せる中、ハルは繋いだ手をはずし
1人階段を上り振り返る。


朧げな満月が浮かぶ真夜中にハルは明音に思いを告げる

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