喉治療専科DT
単話
作家:あおむし
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私は今… 歌系配信者として致命的な症状を抱えている…
というのも、連日の配信により喉が腫れてしまったのだ!
そこで私は今後の活動継続のために、喉治療専門クリニックの門を叩いた
「お待ちしておりました!あなたの喉 完璧に治します!」
出迎えてくれたのはサングラスをした少し怪しげなおじさん
でもこのおじさんが数多くの歌い手の喉を救ってきたという…名医!
最新理論を使用した施術であること 機密の治療であること等々
説明を受け同意書に目を通したら、さっそく施術台へ…
目隠しをされた状態で仰向けになって待っていると
顔のすぐ近くに磯臭さがただよってきた
「喉治療用の挿入物ですよ。治療薬が塗布してあるので舐め取ってください。」
口内に入ってくる’固くも柔らかい感覚’と’薬’と言われている臭いナニか…
何だか違和感が…
’最新理論を使用した施術’とは一体…