ホントのカノジョ(6)〜私のワガママ聞いてくれる?〜

単話

作家:最中工路

   聖橋蘭

28ページ

「…知りたい?だってそれは――-」
静かなお風呂場で向き合った早瀬川さんから
どうして ‘クールな美女’を演じるようになったのか。
なぜ、昔のように笑わなくなったのか。
ついに胸の奥の本音を教えてくれようとしている。

素直になれなかった過去。
俺だけには知られたくなかった弱さ。
けれど、あの夜も、海も、映画館でも――
お互いの視線の先には、ずっと。

「ねぇ……制服どうかな?」
懐かしい記憶とともに、二人の距離がゆっくりと縮まっていく。
制服姿で見せる、あの頃と同じ無邪気な笑顔。
そして、大人になった今だからこそ確かめ合える想い。
抑えていた感情がほどけ、素直に二人は体を合わせてゆく。

クール美女の仮面の奥に隠された本音。
ドキドキ満載ラブストーリー、ついに完結。
ホントのカノジョ 最終話――
彼女の‘ホント’が、すべて明かされる。

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